がんばらにゃ2019年7月号
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Vol.30元気な組合員活動を応援するため「スキルアップ講座」を開催します。7月は講師に佐々木敏氏をお迎えし、健康な食生活をめざすためのBDHQの活用について解説いただきます。 人のからだはたくさんの種類の栄養素でできています。食事は健康の要(かなめ)です。(病気がなければ)どのような栄養素が必要で、栄養素ごとにどのくらい必要か(何gくらい食べればよいか)もおよそ明らかになっています。たとえば、食塩は(1日の平均として)成人男性は8gまで女性は7gまで、高血圧があれば男女ともに6gまでです。たんぱく質は総カロリーの13〜20%の間です。 実は、食塩やたんぱく質など、栄養素を何g食べているかを調べるのはとても難しいことです。しかし、大雑把な量なら比較的簡単に調べる方法があります。簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)という質問票に答えることです。分かりやすい結果が返ってきて、なかなか楽しいです(図)。このたび生協総合研究所は東京大学の協力を得て、このシステムを開発しました。BDHQを使って自分の食習慣を知り、自分に 「減塩に励んでいます」という方がおいでかもしれません。すばらしいことです。では、あなたは食塩を(1日の平均として)何gくらい食べていますか?あなたの摂取量は先程の8gや6gと比べていかがですか?すでに十分に減塩できていて減塩の必要はもうないかもしれませんし、減塩しているつも意外に知らない自分の食習慣BDHQって?あなたの食生活大丈夫?チェックで食事を見直そうBDHQを活用した食事見直しの提案を、これまでの取り組み事例などをもとに解説します。事前に食習慣の質問票に回答していただきます(詳細は後日ご案内します)。スキルアップ講座7/25(木) 10:00~12:30県民せいきょう 本部センター(福井市開発5丁目1603番地)    無料東京大学 教授 佐々木 敏氏100人(申込先着順)19ページコールセンターまでまたはホームページより時講定申¥所要予約(申込先着順)(きらめきくらしのサポートが行います)1歳以上未就学児・お1人につき300円託児あり(1957年、三重県生まれ)東京大学大学院社会予防疫学分野教授。医師。食習慣と健康との関連を明らかにし、病気にならない食生活の解明と正しい食・健康情報の普及に努めている。〈近著〉佐々木敏のデータ栄養学のすすめ(女子栄養大学出版部)PROFILE東京大学 教授佐々木 敏氏BDHQであなたの食生活を調べてみませんか? 減塩は?たんぱく質は?脂肪は?カルシウムは?…気をつけている人も気にしていない人も、まず、自分の食習慣の特徴を科学的に正しく知って、それに基づいて、自分に適した健康づくり・食習慣づくりを心がけたいものです。生協は会員さん向けに、そのお手伝いを始めました。りでも実際には摂りすぎていてもっとまじめにやらなければいけないかもしれません。このように、自分の摂取量を知ることはとても大切です。これはたんぱく質にもカルシウムにも他の栄養素にも言えます。もっともふさわしい食べ方を見つけて、より健康な食生活をめざそうという取り組みが国内各地の生協で始まっています。どうぞ奮ってご参加ください。▲BDHQに答えたら返ってきた結果の一部(サンプル)。 信号の色でそれぞれの栄養素の過不足が分かる仕組みになっている。…ハーツ・      …コープの宅配 で取り扱っています ※取り扱い状況は、変更になる場合もありますのでご了承ください。宅5

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