がんばらにゃ 2020年7月号
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Vol.36無くて七癖(ご自分と家族の食習慣の癖を知ろう)BDHQのおすすめ昨年の「スキルアップ講座」で講師としてお越しいただいた東京大学 教授の佐々木敏氏より、健康な食生活をめざすためのBDHQの活用について再度ご紹介いただきました。 健康のために食事に気をつけてくださっている人はとても多いことでしょう。すばらしいことだと思います。けれども、時々しなくてもよい我慢をしていたり、そんなに食べなくてもよい食べ物をたくさん食べようと頑張っておられたりする方にお会いします。例えば、カルシウムが足りないと(信じて)(あまり好きではない)牛乳を一生懸命に飲んだり、糖質を摂りすぎていると(信じて)(好きな)ご飯をしぶしぶ控えたりしておられる方です。あなたもそのお1人ではありませんか? 健康も大事、美味しいものも大事。両方の大事を守り、人生を楽しんでいただくためにぜひおすすめしたいのが、ご自分の食習慣(栄養素摂取量)を調べて、国が定めている「これくらい食べてほしい」量と比べていただくことです。けれども、食べるものは毎食、毎日、少しずつ 左ページのサイトで約80項目の質問に(15分くらいで)お答えいただくと、たんぱく質は?塩分は?カルシウムは?…。あなた自身の栄養素摂取量の過不足を分かりやすい信号の色で知らせてくれます。PROFILE東京大学大学院医学系研究科 社会予防疫学分野 教授。医師・医学博士。京都大学工学部、大阪大学医学部卒業。厚生労働省が策定している『日本人の食事摂取基準』の策定で中心的役割を担うなど、日本における栄養学、栄養疫学の第一人者。「佐々木敏のデータ栄養学のすすめ(女子栄養大学出版部)」他著書多数。違いますし、覚えきれないし、写真にも撮りきれないし…、かなり難しそうで、めんどうそうです。 そこで、東京大学が開発し、4ページの質問票に15分くらいで答えることでおよその栄養素摂取量が分かり、摂りすぎや不足の判定が返ってくる「簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)」を県民せいきょうでは組合員のみなさんに体験していただく活動を進めています。 BDHQにお答えいただくと、たんぱく質は十分か?塩分は多すぎないか?カルシウムは?鉄は?…。それぞれの栄養素の過不足を分かりやすく信号の色で知らせてくれます((図1)はどなたかの結果の一部です)。昨年体験した組合員のみなさんはほとんどの人の食塩が「赤(多い)」でびっくり!福井県民、「やっぱり減塩(うす塩)がんばらにゃ!」と誓いを新たにしました。 ぜひ、みなさんもBDHQで「ご自分と家族の食の無くて七癖」を知って、健康も大事、美味しいものも大事、その両立をめざしてください。▲(図1)簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)の結果の一部(サンプル)。信号の色でそれぞれの栄養素の過不足が分かる仕組みになっています。東京大学 教授佐々木 敏氏https://youtu.be/qkpSYLo7nVY東京大学 社会予防疫学BDHQ紹介動画(導入編)「たべる」を「はかる」ことから、すべてが始まる!詳細を動画で紹介〇毎日2回以上〇毎日1回〇週4~6回〇週2~3回〇週1回〇週1回未満〇食べなかったハム・ソーセージ・ベーコン等の加工肉2020.7月号4

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