がんばらにゃ 2020年9月号
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Vol.37コロナに負けない家計経営!失敗は成功のもと?生活経済ジャーナリストとしてご活躍中のファイナンシャル・プランナーいちのせかつみ氏に、コロナ禍の生活術について教えていただきました。 コロナで変わる家族関係 新型コロナウイルスの影響で外出を控えるライフスタイルが日常的になりつつあります。仕事も勉強もオンラインで行うようになり、普段は家にいるはずのない人が1日中いるとなると家族関係にも大きな影響が出てくるようです。このような状態は、コロナが終息しても続くと考えられます。 先の見えない時代に右往左往するのではなく、現実を受け入れ、目の前の困難に立ち向かう知恵と行動が必要です。そのためには、日々のくらしから見えてくる反省と改善を積極的に行い家計の改善をはかってみませんか?なくなり、給料にも大きな影響が出てきます。また、支出に関しては予想以上に増えているようです。 昨年の10月から消費税が増税され、同時にキャッシュレス化が推進されるようになりました。ポイント還元も追い風となり、スーパーやコンビニでの買物に拍車がかかったのではないでしょうか。 お金の増減が見て分かる現金とは異なり、キャッシュレスではお金の出し入れが分かりにくく、ついつい買い過ぎてしまう傾向があります。また、コロナによるストレスによってデリバリーやテイクアウトなどで食事を済ませることが多くなり、食費が大幅に増えたり、在宅によって家族が使う水道光熱費も必然と高くなってしまいます。 通販で買う機会も多くなるため、ストレス解消の衝動買いが気になります。このように消費税増税によるキャッシュレス決済のポイント還元とコロナによるライフスタイルの激変によって家計は混乱をきたしているはずです。 「失敗は成功のもと」がカギ! そこで今やるべき家計を改善させる方法は、現在の家計全体を把握し、管理ができるようになることです。 お金の動き(現金とキャッシュレス)を明確にするためには、使ったお金(支出)が必要なところに使われたかをチェックすることが重要です。問題のある使い方(無駄遣い)があれば反省点を洗い出し、改善点を導き出す努力を日々行えば、賢いお金の使い方が身につきます。「使いっぱなしで反省しない習慣」をなくし、「失敗は成功のもと」と反省から改善点を見つけ出せば、同じ過ちをしないようになり、健全な家計を保つことができるのです。 9月のオンライン講座では、『コロナ禍の生活術』を伝授します!コロナによって私たちのくらしは一転しました。しかし、そこから学ぶこともたくさんあります。「生活習慣の見直し」「家事の分担」「脱・しごと」そして「家計の省力化」などを実践して、コロナ禍に打ち勝つ生活術を身につけましょう。新型コロナウイルス感染症によってくらしは大きく変わりつつあります。職場や学校、家庭での過ごし方が以前とは異なり、新たな生活スタイルが必要だからこそ、家計を見直し様々な制度を活用した生活術について学びましょう。1959年、大阪府生まれ(東大阪市在住)。生活経済ジャーナリストとしてテレビ・ラジオのコメンテーター、執筆活動など多方面で活躍中。家計から見た人生設計など、親しみのある大阪弁での肩のこらないセミナーが好評。PROFILE生活経済ジャーナリストお笑い系ファイナンシャル・プランナーいちのせ かつみ氏(芸名:ゆかい亭マネー)9/22(火・祝) 13:30~14:30   無料   30人(申込先着順)生活経済ジャーナリスト・お笑い系ファイナンシャル・プランナーいちのせ かつみ氏9/15(火)                         まで講定時締¥申くらしと家計を守る!コロナ禍の生活術 テレワークで家計に注意信号 働き方や学び方が今後も在宅でのオンラインで十分対応できるとなれば、コロナでの一時的なものではなく、これからの新しいライフスタイルとして定着していくことになるでしょう。 そうなれば、家計経営においても大きな見直しが必要となってきます。働き方もテレワークが主流になると残業などが福井県消費生活センター委託事業 くらしの講座(公社)ふくい・くらしの研究所ミーティングアプリ「Zoom」を使ったオンライン講座※お申し込みいただいた方に、Zoomの説明と講座の詳細をメールでお送りしますふくいくらしの研究所検索2020.9月号4

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