がんばらにゃ2025年10月号
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時所講定¥持申締宅7…ハーツ・      …コープの宅配 で取り扱っています ※取り扱い状況やパッケージなどは、変更になる場合もありますのでご了承ください。片付けでは敢えて他人のように接するのも今、多くの人が「実家の片付け」に悩まされています。福井の現場の“リアルな”状況と解決策をご紹介します。株式会社ふくい整理収納サービス代表取締役 宇野 恭子さんいつやる?ご先祖の忘れ物は負の遺産!?今片付けないと非常にまずい写真整理いつやるの?今でしょ!いずれも13:00〜14:30整理したい写真500枚ほどまで(デジタル写真可)※台紙に貼ってある場合はすぐに剥がせるものに限りますコールセンター(19ページ)もしくはハーツサービスカウンター開催前日まで1級整理収納アドバイザー。あわら市出身。実家の片付けから遺品整理、墓じまいまで、終活のトータルサポートをしている。株式会社ふくい整理収納サービスhttps://fukui-seirishuunou.jimdofree.com/①10/20(月)    ハーツ学園 3F さくらルーム②11/17(月)    ハーツ恐竜 2F けやきルーム③11/24(月・振休) ハーツたけふ ふれあいルーム株式会社ふくい整理収納サービス代表取締役 宇野 恭子さん各会場10人(申込先着順)200円(税込)※みれいの会員は無料。当日入会可 田舎の家は大きくて古い。そして若者たちは家を巣立ってから帰っては来ず、近くにいても新しく家を建てるため家はいくつもある。これは福井県の「実家問題」の大きな特徴です。 中には蔵もあり、先祖代々の物が残っている家も多くあります。親に「私たちが死んだら捨てて」と言われた子どもたちは、親が亡くなった後大量の物と金銭的な圧迫、時には責任の押し付け合いで心身ともに疲弊し、仕事や介護をしながらではとても平行できない―。 さて、この現状を「うちのことだ…」と思われた方も多いのではないでしょうか。時代は令和。物は少ない方がいいという考えが芽生え始め、「ミニマリスト」という言葉も認知され始めました。コロナ禍では家の片付けがブームとなったことも記憶に新しいですね。ご先祖の物に加え、高度経済成長期に育った親が買いこんだ物を片付けないといよいよまずいかも…と思うのが40〜50代の「片付けなきゃ世代」です。 家の片付けは「子どもたちが何とかする」でいいのでしょうか。私たちが残し続けていけば次の世代がまた困ります。残置物のある空き家はそれだけで買い手が見つからなかったり、物件の価格が下がったりすることがあります。 ゴミを処分する料金も上がる一方で、不用品回収業者を装った悪徳業者が営業に来て、強盗や金品を狙うといった事件は、対岸の火事ではなく、現在の福井県で実際に起きていることなのです。今ここで一人ひとりが片付けなくては、空き家が増えて町が衰退し治安が悪くなることにつながりかねません。片付けないことは、必ず誰かに迷惑をかけるのです。講座みなさん、写真の整理はしていますか?時間がない、面倒くさいと思う方も多いのでは?時間を作るとやる気になります!みんなで楽しく整理してみませんか? 家の片付けにおいては、親への「物や本人への否定」は禁句です。人は変えられません。時代背景も今とは違い、もったいない精神で育った親世代の考えは日本人にとって大切にしたい感情のひとつです。子ども世代が「いらないだろう」と判断するのではなく、親が物やお金をどう活かしたいか、残りの人生をどう過ごしたいのかをしっかり聞きましょう。身内という間柄ではお互い感情的になりやすく、また身内と言えど踏み込んでいけない部分もあるため、実家の片付けでは親子だと思わずに敢えて他人のように接することもおすすめです。 親が元気なうちにしておきたい実家の片付け。子ども世代の私たちも年をとります。人生は早め早めの行動がうまくいくカギです。早めの終活は決して不吉なことではなく、誰にでも平等に訪れる「死」に対して、生きた責任をどう取るかです。いらない物を1日1個捨てれば、1年で365個不要な物が減ります。時間がもったいないなら信頼できる第三者に頼むのも得策です。 まずは、自分の部屋から片付けを始めていきませんか。PROFILE実家の片付け

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