がんばらにゃ2013年11月号
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くらしの安心を考えるVol.3ふくい・くらしの研究所では、くらしにまつわる問題を、専門家と一緒にわかりやすく解説しています。今回は「スマホとネット」です。2013.11月号4PROFILE大阪市在住。家電メーカーでパソコンインストラクターとして従事後、NPOを設立。障がい者・高齢者へのICT支援活動に取り組む傍ら、情報セキュリティ啓発活動や各種まちづくり活動に携わり、現在に至る。総務省「e-ネットキャラバン」、経済産業省・日本ネットワークセキュリティ協会「インターネット安全教室」認定講師。(株)高嶋屋 ICT-lab取締役代表NPO ナレッジふくい 代表高嶋 公美子 高性能で多機能なスマホ(スマートフォン)はパソコンと同様に安全対策をする必要があります。①セキュリティ対策ソフト(アプリ) を導入する②OSやアプリは常に最新の状態 にアップデートしておく③アプリは信頼できる場所からイ ンストールする④パスワードでロックする スマホは、有料・無料のアプリ(アプリケーション)を自由に追加して機能を増やせることが大きな特徴ですが、個人の利用者情報を盗み出すウイルスが仕込まれたアプリも発見されています。機種に応じたウイルス対策ソフトが携帯電話会社などから提供されていますので、アプリを活用するなら必ず対策ソフトを導入して更新も忘れずに行うようにしましょう。 また、パソコンと同様にスマホも基本ソフトであるOSのアップデートが販売元から提供されますので、セキュリティ上の弱点を悪用されないように、常に最新の状態にしておきましょう。操作性も向上します。アプリをインストールする際は、事前にレビューを見たり、インターネットで信頼性を調べるなどしてから、OS事業者や携帯電話会社が安全性の審査を行っているサイトからインストールするようにして、利用条件や同意事項もしっかりと確認しましょう。 スマホには、大切な個人情報がたくさん詰まっています。もし紛失してしまったとしても、他人が勝手に操作できないようにするパスワードを設定しておくと安心です。パスワードは他人が容易に推測できるものは避けましょう。 スマホは電池がすぐなくなってしまう、といった声をよく耳にしますが、不要な通信機能をオフにするなどして電力消費を減らしましょう。また、アプリの通知設定を見直すなど、自分の使い方に合った設定にすることで操作性の向上と同時に安全性も高まります。 昨今、青少年のネット依存やいじめ、不適切な発言や悪ふざけの公開によるトラブルなども社会問題となっています。スマホの小さな液晶画面は全世界と繋がっていることを認識し、ネット上でも現実社会と同様に自制心やモラル意識を忘れないようにしましょう。スマホ・ネットの トラブルや安全な使い方 ケータイやスマホの普及により、私たちのあらゆる生活シーンでインターネットは不可欠なツールとなってきました。しかしながら、それにともない、さまざまなトラブルやネット犯罪も発生しています。特に最近では、スマホに関するトラブルが急増しています。これだけは知っておいてほしい!スマホ安全対策操作性もアップ!自分の使い方に合った設定に変更する情報モラル意識もお忘れなく嶺 南嶺 北問題解決! くらしの講座11/8(金) 13:30~15:00嶺南消費生活センター所時11/9(土) 13:30~15:00ユー・アイふくい101・102所時講無料ICT-lab 代表 高嶋公美子氏嶺南40人・嶺北80人(先着順)事前にお申し込みください¥定公益社団法人 ふくい・くらしの研究所TEL.0776-52-0626FAX.0776-52-0660福井県消費生活センター委託事業 ふくいライフアカデミー連携事業申※すでに募集を開始しているため、定員に達している場合があります。ご了承ください。これだけは知ってほしい!スマホ・ネットを安全・安心に使うために

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