がんばらにゃ2014年5月号
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「介護予防」とは、高齢者が日常生活において介護が必要な状態にならないように、また、介護が必要な方もできる限り身体状況の悪化を防ぎ改善を図ることです。いつまでも自分らしい生活をおくることができるようにするためにも、元気なうちから介護予防をはじめましょう。通信予防介護ミニ講座①介護予防を知る介護予防を知る 平成22年度の厚生労働省の国民生活基礎調査(表1)によると、介護が必要となった原因として、脳血管疾患、認知症、高齢による衰弱、関節疾患・転倒・骨折が多い割合となっています。 中でも脳血管疾患が最も多く、脳の血管(血流)に異常が発生し、脳に障害をもたらすことで脳梗塞や脳卒中になり要介護となる方が全体の2割を超えています。2番目に多い認知症は、年々増加傾向であり、現在85歳以上では約4人に1人が認知症と言われています。関節疾患や骨折・転倒は、加齢に伴い骨がもろくなることや関節に疾患を発症したことで転倒しやすくなり骨折に繋がることが多いようです。❶運動機能向上…ウォーキングやラジオ体操など定期的に続けられる運動をしましょう。❷口腔機能向上…老化に伴い、飲み込みが悪くなるので、食事の前に口の体操や会話することで口腔機能の維持をしましょう。❸栄養改善…低栄養に陥らないよう、1日3食(朝・昼・夜)食べることを心掛け1日1300〜1500キロカロリーを目安に摂取しましょう。❹認知症予防…普段から頭や体を使って脳に刺激を与えましょう。(例:手作業(折り紙、編み物など)や脳トレーニング、運動) みなさんは何か取り組んでいることはありますか!?次回(7月号予定)は介護予防について自己診断をしてみましょう。    宝永きらめき 渡辺 丈大運動をしましょう要介護の原因参考:厚生労働省ホームページ 表24要介護度別にみた   介護が必要となった主な原因の構成割合(平成22年)(表1) 介護が必要な状態になる原因の上位介護予防の種類〜心と身体の健康をめざして     今日からできること〜小浜きらめき〒917-0092小浜市山手2丁目6-23TEL.0770-53-0886小浜きらめきからこんにちは! 今年2月、若狭センターでの訪問介護サービスに加え、居宅介護支援、ディサービス、介護タクシーの事業所として小浜きらめきが開所しました。 ディサービスは、1日15人まで利用できる小規模タイプの事業所です。お一人お一人に職員の目が行き届き、信頼関係もつくりやすい、家庭的なディサービスです。介護度の高い方も積極的に受け入れています。組合員や地域のみなさんにもっと事業所を知っていただき、ボランティアなどのご協力をいただきながら生協らしい施設をめざしていきます。組合員のみなさまどうぞよろしくお願い致します。抜群なチームワークで、頑張ります!みんなで楽しく製作中♪体力・筋力維持のため機能訓練もしっかり実施しています口の体操食事は1日3食21.5%15.3%13.7%10.9%10.2%脳血管疾患認知症高齢による衰弱関節疾患骨折・転倒(平成22年度)2014.5月号12

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