がんばらにゃ2015年9月号
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贅沢しているつもりはないのに、お金が貯まらない…Vol.129月に開催する「くらしの見直し講演会」で講師にお迎えする藤川 太先生に『夫婦でつくる安心な家計』について教えていただきました。 消費増税、厚生年金保険料のアップ、物価の上昇と次々と私たちの生活の負担が増えています。負担が増える以上に収入が増えればいいのですが、なかなかそうはいきません。こんな厳しい環境の中で、どのように家計をやりくりしていけばいいのか、不安はつきません。家計をどう見直したらいいのでしょうか。 負担増時代に突入してから、家計相談で多く寄せられるようになった悩みです。負担が増えているのだからお金が貯まらないのは当たり前とも言えます。ただ、当たり前とあきらめていたら、生活の不安は消えることはありません。 私たちが家計相談を受けている中では、こんな厳しい時代でも着実にしっかりとやりくりしている家計も多くあるのは事実。私たちはこのように上手にお金を貯め、やりくりできている家計のことを「貯め上手さん」と呼んでいます。 貯め上手さんたちと普通の人では、いったい何が違うのか。この違いを知り、技術を身に付けることが、厳しい時代でPROFILE(1968年、山口県生まれ)「家計の見直し相談センター」で個人向け相談サービスを展開。設立以来センターの相談件数は2万世帯を超えた。近著に『やっぱりサラリーマンは2度破産する』(朝日新書)、『サラリーマン家庭は“増税破産”する』(角川Oneテーマ21)など。藤川 太さんも安心して生きることができるヒントになるはずです。 貯め上手さんたちの習慣や行動、考え方を分析するといくつかの特徴が見つかります。ここでその中の3つをご紹介しましょう。①ライフプランを持っている 子どもの教育プランは、車の買い替えは、住宅は、といった将来の計画を具体的に持っている人が多いのが特徴です。具体的にという意味は「いつ(までに)」「何のために」「いくら」かかるか、まで予測をしています。当然、その予測どおりにならないことも多いのですが、予測を立てて準備することが大切なのです。②固定費を増やすことに恐れを持って いる 固定費とは「銀行口座やクレジット明細、給料明細を見ると、定期的に支払われているお金」のこと。税金、社会保険料、保険料、住宅ローン、水道光熱費、通信費、教育費などが該当します。これらの夫婦でつくる安心な家計貯め上手さんの家計の秘訣を学ぼう放っておいても出ていくお金が大きいほど、家計の自由度が小さくなります。固定費を減らす、増やさないという意識が強いのが特徴です。③夫婦の仲がいい 家計の状態が悪いと夫婦仲も悪いケースが多いもの。一方の貯め上手さんは、ライフプランの立案、家計のやりくり、と様々な局面で夫婦が話し合っています。だからこそ、家計が上手にやりくりできるし、夫婦仲がよくなります。夫婦どちらに家計の質問をしても、同じ答えが返ってきます。 9月26日の講演会では、貯め上手家計の秘訣をより詳しく解説します。お楽しみに!福の神に好かれる「しあわせ家計」を作ろう~あなたの家計から貧乏神を追い出せ!~お金が貯まる家計と貯まらない家計の違いは?お金の貯まる家計が持つ習慣を学んでわが家に福を招きましょう!9/26(土) 13:30~15:30     (開場13:00)福祉総合センターあいあいプラザ つどいの部屋(敦賀市東洋町4番1号)時¥定申講所くらしの見直し講演会LPAの会LPA(ライフプランアドバイザー)の会無料ファイナンシャル・プランナー 藤川 太氏40人(先着順)15ページコールセンター2015.9月号12

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