がんばらにゃ2018年2月号
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通信 2017年度の総研究数は40事例。その中から各拠点を代表する11事例を発表し、福祉職員180人で交流しました。 参加職員の投票により一番印象に残った事例には、岡保きらめきグループホームの「『普通』の暮らしと認知症ケア」が選ばれました。認知症になっても、その人らしく「普通の暮らし」を続けられるためのサポートとは何かを検証した内容で、ご利用者主体の暮らしの実現に向けて、ご利用者が自ら一日のスケジュールを決めたり、外出計画(蛍鑑賞・温泉など)を立てたり、地域の方と一緒に畑で作物を育てたりすることで得られた効果を報告しています。 その他、敦賀きらめき小規模多機能型居宅介護では「自宅の中で楽しみを見つけ「あなたらしさいつまでも」をめざして〜第2回 高齢者介護 事例研究発表会からの報告〜県内の「きらめき」で働く職員が一堂に会し、事例研究発表会を開催しました。各拠点で実践している取り組みを全拠点で共有することで、日々の「介護」を客観的な視点で省みる機会となり、サービスの質の向上と、根拠あるよりよい介護実践につながることを目的としています。一人暮らしを継続するために」と題し、施設に入所されていたご利用者のご自宅に戻りたいという願いを身体的、精神的に支えた事例を発表しました。要介護2のHさんは、ご自宅で過ごし始めると、身体機能と思いがかみ合わず、様々な問題が生じました。不安な気持ちに寄り添いながら原因を模索し、Hさんの楽しみを増やした介護計画を立て実施しました。 「家守りをし、晩酌をしたい」という望みを叶えるため、自分でできることは頑張り、できない部分はサポートすることで一人暮らしを再開することができました。 日々の関わりから生まれる様々な事象や経験を職員が共有することで、利用者の心の声を知ることの大切さを実感し、「一人ひとりが人生の主役」であることを忘れずに支援していかなければならないことを再認識できます。 これからもご利用者の〝あなたらしさ〞をサポートしながら、みなさまの期待に応える「きらめき」でありたいと考えています。県民せいきょう・(株)ケア・サービス・アイの事業連携による効果で地域へのお役立ちを高めていきます県民せいきょうの福祉事業との連携により、嶺南地区で高齢化に伴って増大する中重度要介護者や認知症高齢者などへの介護ニーズへの対応、障がい児童への支援を通して地域、組合員に貢献していきます。本社・訪問介護敦賀市清水町1丁目6番5号 TEL.0770-21-0052放課後デイサービス アフタースクールアイ敦賀市清水町1丁目6番17号 TEL.0770-21-0089アイホーム ゆうゆう(小規模多機能型居宅介護)   らくらく(認知症対応型共同生活介護)敦賀市結城町13番24号 TEL.0770-21-0017(株)ケア・サービス・アイの事業概要※下線は、敦賀きらめきでは 行っていない事業です。・訪問介護  ・介護タクシー  ・小規模多機能型居宅介護・放課後デイサービス  ・介護初任者研修事業・認知症対応型共同生活介護(グループホーム)・敦賀市立病院での介護業務  ・看護補助業務の請負事業敦賀街道N気比神宮本町気比中学校敦賀南小学校カットハウスアップルさん●●●●敦賀市南公民館(株)ケア・サービス・アイ本社お問い合わせ先2017年11月17日 本部センターにて(参加職員180人)各事業所の主な事例研究テーマ事業所坂井大野勝山岡保宝永羽水江守鯖江丹南敦賀小浜研究テーマ床や畳に座る生活を続けたい生活不活発病を克服しようマンネリからの脱出『普通』の暮らしと認知症ケアより質の高いサービスの実現のために介護タクシーの現状と課題私に構いすぎないで高齢者とその家族が思う「看取り」とは自分史を通じて「今」を輝かせる自宅の中で楽しみを見つけ一人暮らしを継続するために自分の足で歩く●ご利用者の笑顔や 会話が増えました●減薬につながった方も いらっしゃいました●地域の方となじみの 関係が築けました効果として…機関士時代に活躍されていた「長浜」に行きたいという思いがあることを導き出し、10月5日に長浜への日帰り旅行を実現することができました。Hさんの心には…高齢者介護きらめき2018.2月号8

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