がんばらにゃ2018年6月号
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通信 細菌の働きにより、歯茎に慢性的な炎症が起き、やがて歯を支えている骨を溶かしてしまう病気のことで、結果的に歯を失う原因となります。 最近のさまざまな研究により、歯周病の進行が、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、認知症など全身の健康にも影響することが明らかになっています。•朝起きたとき、口の中がネバネバする•ブラッシング時に出血する•口臭が気になる•歯肉がむずがゆい、痛い•歯肉が赤く腫れている(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)•かたい物が噛みにくい•歯が長くなったような気がする•前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間が出てきた、食物が挟まる思いあたる症状はないですか?歯周病とは歯周病を予防するために●3つあてはまる…油断は禁物です。ご自分・歯科で予防するように努めましょう。●6つあてはまる…歯周病が進行している可能性があります。●全てあてはまる…歯周病の症状がかなり進んでいます。(「日本臨床歯周病学会」ホームページより) 歯周病が進行することで、歯を失い、歯を失うことで食べ物が噛みにくくなります。そうなると…①噛む力が衰えて軟らかい食べ物を好んで食べるようになり、食材が偏り栄養状態が悪くなります。バランスの良い食事は認知症予防になります。②咀嚼回数が少なくなり、脳への刺激が減少します。噛むことは脳への血流を増やし、脳の働きを活性化するのに役立ちます。③歯周病菌は腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し全身に回り、動脈硬化①日頃の歯磨き(口腔ケア)⇒予防②定期的な歯科検診を受ける ⇒治療・メンテナンスが重要です。 歯周病は重症化しないかぎり体に強く影響することはありません。つまり、口腔内を清潔に保つこと【歯周ポケット(歯と歯肉との間の溝)や歯の表面に歯垢のない清潔な状態】が、歯周病悪化を防ぐだけでなく、全身疾患・認知症予防にもつながります。 食後や就寝前の口腔ケアを習慣にすることで、歯周病を予防し「美味しく食べる」楽しみや健康維持に努めていきましょう。福祉事業部 田中 涼子(言語聴覚士)参考文献 介護に役立つ 口腔ケアの実際      (編著)大泉 恵美、蓜島 佳子、蓜島 弘之、森﨑 市治郎     (出版)中央法規 参考ホームページ 日本臨床歯周病学会        http://www.jacp.net/perio/about/口腔ケアミニ講座❹高齢者の口腔ケア〜いつまでも美味しい食事をするために④〜歯周病は「歯が抜け落ちる」歯の病気!!…だけではありません。歯周病を予防することにより、全身疾患の予防にもつながります。なぜ、口腔の健康が認知症予防につながるのか? を悪化させたり、直接脳に影響することで、認知機能の低下を招いたりする可能性があります。高齢者介護きらめききらめきくらしのサポート くらしの中で「ちょっと困った。助けてほしい」という時に「おたがいさま」の気持ちで支え合い助け合うことで、自立したくらしをサポートする有償の支援サービスです。 専門的な介護や看護ではなく、高齢者や子育て中の家庭での掃除や食事作りなどくらしの中の困りごとを支援しています。・掃除、食事作り などの家事援助・産前・産後のお手伝い などの子育て支援 他利用料金活動手当時 間1,016円(1時間)~+交通費800円(1時間)~+交通費9:00~19:00※土・日・祝日は割増料金こんなお手伝い(サポート)をしていますご存知ですか?ただいまサポーター募集中!一緒に活動しませんかお問い合わせ先きらめきくらしのサポート TEL.0776-52-0655 〈受付時間〉平日9:00~17:00(土・日・祝日除く)そしゃく2018.6月号8

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