がんばらにゃ2019年6月号
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生協の福祉用具カタログ通信福祉用具を使って安心生活 〜杖〜歩行に少し不安を感じる時、手にしやすい福祉用具に「杖」があります。身体に合った杖を使用して、安全に外出しましょう。福井県「介護事業における要介護度改善促進事業」で羽水きらめきが表彰されました 福井県では2015年度から、サービス利用者の要介護度の改善に積極的に取り組む事業所を支援し、先駆的で優秀な取り組みを行ったチームを表彰しています。 2018年度は参加事業所37チーム中8チームが表彰され、見事、羽水きらめき通所介護チーム「勇往邁進」が受賞しました。 生協ケア指針『10の基本ケア』に基づき、利用者自身の「夢中になれること」の実現のために計画を立て、実践した内容(公共交通機関を使っての外出や選択型のサービスの提供、畑作業、世代間交流など)が審査員から高評価を得ました。 今後も、利用者の希望を叶えるべく、職員一同邁進していきますので、羽水きらめきをどうぞよろしくお願いいたします。お問い合わせ先羽水きらめき〒918-8114 福井市羽水1丁目107番地TEL.0776-32-6000 杖は、身体に合った長さで使用することで、正しい歩行姿勢がとれ、疲れずに歩くことができます。長さを決める際は普段使っている靴を履き、肘を少し曲げた状態(30〜40度)で、持ち手を掴む位置が大転子(太ももの骨の出っ張った部分、骨盤に近い骨の部位)辺りの高さになるように調節します。●歩行器型杖 (ウォーカーケイン)支持面積が広く安定性が高い。歩行器型のためサイズが大きい。〈対象〉立位・歩行時のバランスが   悪い方(介護保険適用)。●ロフストランド・クラッチ持ち手だけでなく、肘あたりに前腕支えがある。上肢の力を有効に使うことができる。〈対象〉握力が弱ってきている方、身   体に麻痺がある方、手が変形   している方(介護保険適用)。 今では量販店でも様々な種類の杖が販売されています。身体の状態や環境に応じて、適したものを選びたいものです。身体に合った杖を選びましょう  杖は一度買って終わりではありません。ケガを伴うような事故も起こっています。こまめなメンテナンスが必要です。安全に利用するために 杖を選ぶ際には杖先のゴムの形状にも注意が必要です。形によっては滑り止め効果を発揮しないものもあります。用途に応じた形状のものをお選びください。●多点杖支持面積が広く安定性が高い。〈対象〉立位・歩行時のバランスが   悪い方、背骨が曲がってい   る方(介護保険適用)。●T字杖「伸縮型」や「折りたたみ型」の2つの型が主流。色柄が豊富で最も多く使われているタイプ。〈対象〉杖なしで自立歩行が可能   な方、歩行に不安を感じ始   めた方(介護保険適用外)。 県民せいきょう福祉用具レンタル・販売事業所では、販売からレンタルまで様々な商品をご用意しております。 お気軽にお問い合わせください。 杖のチェック項目  杖先のゴムは劣化していないか  (亀裂や破れ、磨り減りはないか)?  杖の接続部分のネジは緩んでいないか  (歩行時に音がしないか)?  持ち手(グリップ)は劣化していないか  (緩みや、べたつきはないか)? 特に杖先のゴムにおいては、最近では底面が大きく安定しやすいものや、滑り止め効果が高いものなどが販売されています。使い方によっては1年も経たずに劣化しますので、こまめに確認をしてください。〈コールセンター〉  0120-016-165(受付時間は19ページをご覧ください)福祉用具レンタル・販売事業所お問い合わせ先足の小指の外側15cm辺りに杖を突いた時に、肘関節が約30度になる長さ。約30度15cm2019.6月号8

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