がんばらにゃ2019年11月号
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通信り手足が冷え、むくみが出やすくなります。たとえ食事中であっても、トイレを優先してください。 尿もれを認めたくない心理は、誰にでもあるものです。人に知られたくない、おむつをはきたくない…そうした本音はおむつを外す、汚れた下着を隠す、暴言を吐くなどの行動となり表れることがあります。 介護者は行動の裏に潜む本音をくみ取り、むやみに行動を制限したりせず、声の掛け方に配慮しながら、自尊心を尊重したケアができるように心掛けたいものです。 正常に老廃物を排出しにくくなると代謝が低下し、リンパの流れが悪くな第5回理事会だより2019年 9月25日【4大活動の状況】2019年8月31日現在組合員数出 資 金共済加入事 業 高 宅 配 店 舗 福 祉 共 済15万8,878人95億7,495万円6万9,031件97億1,620万円46億2,914万円41億2,246万円8億7,104万円9,356万円101.7%101.0%99.4%100.7%96.4%105.4%102.9%101.6%99.9%100.1%99.4%97.1%96.7%97.5%96.3%101.2%実績計画比前年比※1万円未満は切り捨て協議・議決事項 高齢期は総尿量が減り、排尿回数が増えるにも関わらず1回あたりの量が減少していく傾向にあります。また、昼に比べて夜間の尿量が増えるのも一般的な傾向です。 特に女性は男性に比べ尿道が短く(※)、前立腺が無い、外尿道括約筋が弱いなどの特徴により、尿がもれやすい構造となっています。 また、加齢に伴い膀胱が萎縮したり、骨盤底筋群が衰えたりすることでトイレが近くなることもあります。しかしそれは歳を重ねると当たり前のことであり、「長寿の証」とも言えます。 一方で「尿をもらしてはいけない」緊張とプレッシャーから頻尿になる人がいます。気にする余り水分を控える方も多いようですが、それは脱水を引き起いつでもトイレを優先する自尊心を傷つけない排泄ケア高齢期の排尿の仕組み頻尿と水分摂取❶8月度事業・活動・経営報告 8月度の事業高は19億99百万円、経常剰余金は17百万円になりました。 東日本大震災「みやぎスタディツアー」を実施し、9人の参加がありました。また、福島のこどもリフレッシュ事業団体への食材支援を実施しました。 ハーツ全店で、小学生を対象に店舗の仕事を体験する「ハーツおしごとキッズ」を開催し、98人の参加がありました。❷第2四半期まとめと第3四半期方針 第2四半期(7月〜9月)の事業高は59億43百万円、経常剰余金は11百万円の見通しです。 第3四半期(10月〜12月)は、ハーツつるがのリニューアル、秋の仲間作り、迎春活動に取り組み、事業高66億66百万円、経常剰余金1億43百万円をめざします。介護予防ミニ講座『自立支援』にむけて〜自尊心を傷つけない排泄ケア〜快適な生活は気持ちの良い排泄から始まります。今回は高齢期における排尿をテーマに、人間の尊厳(その人らしい生活)を守る排泄ケアをご紹介します。あい づちうなずこす要因となり、大変危険なことです。 また、周囲は「トイレに行っておきましょう」など、尿もれを心配し、声を掛けてしまうかもしれません。しかしそのこと自体、プレッシャーをかけていることになり、頻尿を誘発する原因となる可能性があります。過剰に声を掛けず、本人のタイミングで行けるように見守り、こまめな水分摂取を促しましょう。高齢者介護きらめき〈成人と高齢者の排尿〉成 人高齢者(65歳〜)・生成…1日1,200~1,500cc・排尿…1回200~300cc・頻度…1日5~6回・膀胱での蓄尿…300~500cc・生成…1日1,100~1,200cc・排尿…1回100~150cc・頻度…1日8~10回 【日中6~8回】…頻尿傾向 【就寝時2~3回】…夜間多尿傾向・膀胱での蓄尿… 膀胱の萎縮・弾力性の衰えが あるため減少傾向坂井きらめき副施設長岡倉 麻衣参考・「人間力回復―地域包括ケア時代の「10の基本ケア」と実践100」 大國康夫著 出版:クリエイツかもがわ・「排泄ケアナビ」 http://www.carenavi.jp/坂井きらめきTEL.0776-72-3901時間/9:00~17:00(月~金)(※)尿道の長さ:男性 16〜20 ・女性 3〜4cmcm11がんばらにゃに関するご意見、ご感想などをお聞かせください…… ganbaranya@fukuicoop.or.jp

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