がんばらにゃ2019年11月号
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Vol.32老後に「私、失敗しないので」と言うための年金の深いい話11月に開催する「くらしの見直し講演会」で講師にお迎えする原 令子氏に、年金の基礎知識について教えていただきました。 公的年金制度(国民年金・厚生年金)は、現役世代から保険料として集めたお金を収入が減った高齢者や障がい者、遺族などに年金または一時金として給付する制度です。 この制度から、4000万人近い受給者の口座に、2ヵ月に1回(偶数月の15日)、合計9兆円を超える巨額の給付が振り込まれています。制度発足後、数十年の間、この仕組みはきちんと働き続け、多くの国民の生活を支えているという事実があります。 にもかかわらず、世間には年金不信の声があふれ、その風評に流され、またとない年金加入のチャンスを自ら逃してしまう人が少なくありません。これは、何よりご本人にとって、将来受け取る年金資産の大きな損失となります。 公的年金制度が、国民全員の財産であり信頼できる制度であることを理解して①公的年金の根本の仕組み 正しい年金知識で、今できることをきちんとやって、年金額を確保しましょう。1老齢基礎年金を増額しよう ねんきん定期便で老齢基礎年金の金額 を確認し、満額でない場合は60歳以後 国民年金に任意加入することで、増額 が可能。その際付加保険料をプラスす るとさらに年金額が増やせます。詳し くは市区町村役場の国民年金窓口へ。2万一の時の遺族年金 ●肝心な時に終了する  遺族基礎年金にご注意! ●気になる遺族厚生年金の受給額  ねんきん定期便で簡単計算!?3障害年金の保障期間と年金額 11月30日(土)の講演会では、複雑でよくわからないと感じている年金を身近に感じていただけます。 仕組みが複雑で理解しにくいゆえに誤解されている年金制度。「年金は破綻する?」「支払った保険料の行方は?」「受給水準が減り続ける制度の導入?」「支払った金額が受け取れないかも?」などなど誰もが抱える公的年金に対する疑問や不安を払拭し、さらに万一の時にご自分の人生を守るための年金基礎知識をお話します。年金のエキスパート。明るく前向きに生きる達人として、テレビ(NHK「あさイチ」・TBS「ひるおび!」他)、その他マスコミで活躍中。セミナーの開催実績は3000回を超え、複雑な年金制度を簡潔に、おもしろく、わかりやすく伝える。その独自の手法は、「レイコマジック」と呼ばれ、お客様の笑いと元気を呼び起こす。さわやかで明るいプラスオーラで全国のファンからリピートされている。日本郵政公社総裁表彰受賞。内閣総理大臣主宰の社会保障国民会議で、雇用・年金分科会委員、社会保障審議会年金部会特別チーム委員も務めた。著書に「年金アドバイザーが答える年金相談326」(日本法令)他多数。PROFILE社会保険労務士ファイナンシャル・プランナー株式会社JEサポート 代表取締役原 令子氏 公的年金は、貯蓄ではなく保険です。保険であるがゆえに、若い頃から保険料を払ってさえいれば、どんなに長生きをしても終身、給付が受けられます。 また、将来の経済変動は見通せないため、いくらの生活費が必要か、誰にもわかりません。つまり、老後に貯蓄で備えるとしても、いくら備えればよいのかわからないのです。 しかし、公的年金制度は、現役世代の拠出する保険料で現在の受給者の給付をまかなうという方式(賦課方式)を取っているのでこの部分もカバーしてくれます。老後に「私、失敗しないので」と言うための年金の深いい話公的年金の意義、不安や疑問など、年金のことをわかりやすくお話いただきます。11/30(土) 13:30~15:00(開場13:00)福井県生活学習館 ユー・アイふくい3F 映像ホール(福井市下六条町14-1)無料原 令子氏(社会保険労務士、ファイナンシャル・プランナー)130人(申込先着順)   15ページコールセンターまで時講定申¥所ユー・アイふくいのチャイルドルームに、各自でインターネットにてお申し込みください。生後6ヶ月~未就学児託児ありいただき、受給額が増加する方法などを上手に活用していただきたいと思います。②人生を守るための 年金基礎知識※すでに申込受付を開始しているため、定員に達している場合もございます。ご了承くださいくらしの見直し講演会LPAの会2019.11月号4

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