がんばらにゃ11月号
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〜人生100年時代のカンタン家計防衛術〜コロナ禍のライフプラン 新型コロナウイルス流行から3度目の秋を迎え、未だに感染状況に翻弄される日常が続いています。さらに今年は、ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響から、今までにない「物価高騰」が家計を直撃。賃金据え置きのまま、生活必需品の度重なる値上げラッシュに多くの人が家計のヤリクリに苦慮しています。https://www.sony これまで、私はファイナンシャル・プランナー(FP)として、25年近くに渡り、さまざまなご家庭のお金のご相談を受けてきました。コロナ禍以降は、かつてないほど「自分の身は自分で守らなければ!」と考え、能動的・戦略的にライフプランを構築しようとする人が増えていることを痛感しています。 ソニー生命が実施した「家計防衛に関する調査2022(※)」において、家計防衛に対する考えや状況を聞いたところ、《家計を防衛したいと思う》では『あてはまる』と回答した人が88・9%(「非常にあてはまる」47・0%+「どちらかといえばあてはまる」41・9%)となっており、家計の危機を防ぎたいと感じている人が大多数です。 一方、《効果的な家計防衛術がわからない》では『あてはまる』と回答した人が(29・0%)がダントツ1位となりました。いて、最も難しいと思うことを聞いたところ、1位「収入増加」(34・1%)、2位「資産運用」(19・7%)がのぼるなど、家計防衛の気持ちが強い反面、効果的に防ぐ家計防衛術がわからない。収入増加は見込めず、資産運用も難しいとお考えの人が少なくないようです。 実は、家計を改善させる方法は非常にシンプルです。①収入を増やす②支出を減らす③運用するの3つしかありません。 前掲の調査では、家計について、最も簡単だと思うことを聞いたところ、「節約」つまり、①と③は難しいですが、②は簡単と感じる人が多いということでしょうか。 ただし、人生100年時代においては、この3つのいずれかを実践すれば万全というわけにはいきません。ライフプランやライフステージに応じて、複数の「合わ(※)ソニー生命調べ家計防衛に関する調査2022せ技」で行っていく必要があるのです。 そして、とりわけ投資や資産運用に関して苦手意識を持つ方が多いのは理解できます。でも、投資の本を読んだり、情報を収集したりするだけが上手に賢く資産を殖やす方法ではありません。 お金が貯まる人は部屋がきれいです。近著「お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか」(日経BP)でも、投資以前のお金の使い方や向き合い方、生活習慣の見直しが家計改善や資産の増加につながると解説しています。FPとしてのノウハウや経験も踏まえ、具体的かつ効果的な家計改善法をご紹介しますのでお楽しみに!/nr_220726.htm 12月3日(土)の講演会では、長年のl 締時所持講¥定life.co.jp/company/news/2022WEB申込OKPROFILE2022.11月号4ファイナンシャル・プランナー(CFP®)CFP® 1級ファイナンシャル・プランニング技能士、消費生活専門相談員資格、NPO法人がんと暮らしを考える会理事、城西国際大学・経営情報学部非常勤講師1998年にFPとして独立。2009年末に乳がん告知を受け、自らの体験をもとに、がんなど病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行うほか、老後・介護・消費者問題にも注力。黒田 尚子氏黒田尚子FPオフィス ホームページ▼12/3(土) 13:30〜15:00県民せいきょう 本部センター(福井市開発5丁目1603番地)筆記用具    無料   30人(申込先着順)    ファイナンシャル・プランナー(CFP®) 黒田 尚子氏   15ページコールセンターまたはWEB   11/30(水)申オンライン受講をご希望の方はこちらよりお申し込みください▲※生配信のため、映像が乱れる、音声が途切れる場合もございます。ご了承ください67・7%を占めています。また、家計につLPAの会人生100年時代に知っておきたい、カンタン家計防衛術コロナ禍で、これまで以上に生活防衛に対する関心が高まっています。人生100年時代にどのように家計を見直しすべきか、具体的な事例をご紹介しながらお伝えします。オンライン受講可くらしの見直し講演会12月にLPAの会が開催する「くらしの見直し講演会」でご講演いただくファイナンシャル・プランナー(CFP®) 黒田尚子氏に、家計防衛術について教えていただきました。

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