老後のお金が足りない!!と不安になったらすること申オンライン配信での参加可能!ご希望の方はWEBでお申し込みください定¥所講5Step1Step2PROFILE今、退職後のお金にまつわる相談が増えています。どこから手をつけて良いか分からない、そんな方も多いかもしれません。そこで今回は「支出を予想する」「収入を確認する」「収入を増やす」の3つのステップに分けて、老後の生活費について考えてみます。CFP■社会保険労務士井戸 美枝さん講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。前社会保障審議会 企業年金・個人年金部会委員。国民年金基金連合会 理事。経済エッセイストとして活動。「難しいことでも分かりやすく」をモットーに数々の雑誌や新聞に連載を持つ。近著に『一般論はもういいので、私の老後のお金 「答え」をください! 増補改訂版』(日経BP)『お金がなくてもFIREできる』(日経プレミアシリーズ)『今すぐできる! iDeCoとつみたてNISA超入門』(扶桑社)『親の終活 夫婦の老活 インフレに負けない「安心家計術」』(朝日新書)などがある。著書多数。90万部を超える。本年金機構のウェブサイト「ねんきんネット」、お近くの年金事務所で確認できます。注意したいことは、年金からは税金や社会保険料が天引きされるということ。おおむね受給額の1割程度が天引きされる、と考えておいてください。 株の配当金や不動産などで収入を得られる人もいるかもしれません。株式の配当や譲渡益には20.315%の税金がかかりますので、こちらも手取りで考えます。「NISA」を利用すれば運用で得た利益は非課税となりますので、資産運用の際は活用しましょう。Step3前述の収支に加えて、現状の預貯金、運用中の資産、将来受け取るであろう退職金などを照らし合わせてみましょう 理想を言えば、日常の生活費を定期的な収入である年金などで支払い、それ以外の支出を預貯金などその他の資産でカバーできればベストです。日常の生活費が年金額を大きく上回る場合は、公的年金の繰り下げ受給や、iDeCoへの加入で、年金額を増やすことを検討してください。 まだまだお伝えしたいことはたくさんあります。この続きは6月の講演会でお話しします。ぜひともみなさんお越しくださいね。6/29(土) 13:30〜15:00(開場13:00)県民せいきょう 本部センターCFP■・社会保険労務士 井戸 美枝さん19ページコールセンターもしくはこちらから▼50人(申込先着順)無料WEBくらしの見直し講演会LPAの会申込OK老後のお金が足りない!!と不安になったら。することは3つ時2024.6月号くらしの見直し講演会退職後の支出を予想してみましょう 一般的に、退職すると日常の生活費は減ります。家計簿をつけている方は、現在の支出から退職後に不要になるであろう支出を差し引いてください。例えば、仕事に関係するスーツ代、交際費、ランチ代などは不要になりそうです。家計簿をつけていない方は、ざっくり現在の生活費の70%を退職後の生活費としておきましょう。 生活費以外にも、車や家電の買い替え、マイホームの修繕費用、旅行などのレジャー代、冠婚葬祭の費用といった特別な支出も予想されます。これらは正確な金額を予測するのが難しいですね。そこで、発生時の資産と照らし合わせて、あらかじめ予算を決めましょう。可能な限り、予算内に支出を抑えるようにします。 その他の支出に、医療や介護にかかる費用があります。紙面の関係で詳細は省きますが、筆者は医療と介護の費用は合わせて830万円を目処に用意すれば良いと考えています(厚生労働省「生涯医療費」より)。退職後の収入を確認してみましょう 退職後の確実な収入となるのは、やはり年金。年金の受給額は、毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」、日
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