がんばらにゃ2025年4月
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○○○LPA飛田 幸平さん理事2025.4月号3難行動に入れるでしょう。非常用持ち出し袋は1人に1つずつ準備しましょう。また、避難する際に散らばったガラス片などでケガをしないよう、枕元にスリッパや靴を置いておくことをおすすめします。 地震による被害を最小限に抑えるために、まず以下の4点を確認しましょう。■あなたのおうちの耐震チェック■室内の総点検をし、倒れてくるものはないか、消火器、火災警報器の期限は切れていないかなどのチェック■自分の地域の危険をハザードマップで確認■非常時に備え、必要なものの準備 地震に備え、日頃から準備しておきたいものの一例を紹介します。年齢や季節によって必要なものは違います。家族構成に合わせた準備が大切です。以下のチェックリストを参考に備えておきましょう。(ライフプランアドバイザー)の会Life(ライフ)・Plan(プラン)・Adviser(アドバイザー)の頭文字をとってLPAです。FPなどの資格を持った組合員で活動している会です。社会保障や保険などの他、地域や組合員向けに、災害に備える知恵や知識を講座や体験を通してお伝えしています。講座の要望がありましたら、コールセンター(19ページ)までお問い合わせください。 チェックリストにある水や食料は、ローリングストックを習慣付けておきましょう。防災食は口に合わない場合もあります。アレルギーもあるので試食をしておくと安心です。 個別に必要なものとして、常備薬、メガネ、生理用品、入歯、補聴器など、また小さいお子さんがいる場合はおむつやおしりふき、ミルクなど、それぞれ合ったものを準備しておきましょう。メガネは、防災用品として予備を持っておくといいですね。また通帳番号や電話番号のメモもあるといいでしょう。 そして、特に忘れてはいけないのがトイレの準備です。1日何回トイレに行くかを考え、非常用トイレ(凝固剤・ゴミ袋)を1人当たり最低3日分は備えておきましょう。新聞紙などで代用もできますが、においや衛生面が気になります。凝固剤を準備しておくことをおすすめします。 いろいろな備えがあり、「わが家には何が必要なのだろう?」と悩むことがあるかもしれません。そんなときには「わが家の防災日」を決め、避難経路を歩いてみたり、ローリングストックを見直したり、家族で相談する日にしてもいいですね。 今回お伝えした情報が、みなさんが防災を考えるときにお役に立てると嬉しいです。お薬手帳福井県防災士会福井市危機管理対策監、公益社団法人 ふくい市民国際交流協会 常務理事を務めた後、現在は第一防災株式会社 取締役専務として防災に携わる。2011年の東日本大震災では岩手県陸前高田市に赴き、福井県緊急消防援助隊第一次隊長として隊員83名の陣頭指揮を執った。一般財団法人 日本防火・防災協会 専任講師、危機管理アドバイザーなども務める。【自分に関する情報】□ マイナンバーカード【状況を把握するもの】□ スマート  フォン【停電への備え】□ 現金□ 懐中電灯□ 運転免許証□ 携帯ラジオ□ モバイルバッテリー□ 乾電池□ 診察券□ お薬手帳□ 筆記用具  (メモ帳、  ボールペンや鉛筆)【避難時の備え】□ 靴(紐がないものがおすすめ)□ 手袋・軍手□ 雨具□ マスク□ 新聞紙□ ビニール袋【個別に必要なもの】□ 常備薬 □ メガネ □ 生理用品【その他】□ 食料 □ 水□ 笛□ 非常用トイレ(凝固剤・ゴミ袋)診察券執筆②日頃の備えもしもの備え チェックリスト(一例)

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