52025.6月号警戒レベルに沿ったわが家の防災行動計画「マイ・タイムライン」の例福井県防災士会理事西端 正和さん家族全員で役割分担を話し合っておきましょう防災情報大雨や台風の予報早期注意情報大雨注意報洪水注意報氾濫注意情報高齢者等避難大雨警報洪水警報氾濫警戒情報避難指示土砂災害警戒情報氾濫危険情報緊急安全確保※必ず発令される情報ではない大雨特別警報氾濫発生情報わが家の防災行動（マイ・タイムライン）災害への心構えを高める□気象情報の確認■■□持ち出し袋・備蓄品の確認■□家族間で連絡方法の確認□自治体のホームページなどで「避難場所」・「避難所」の確認■自らの避難行動を確認■□気象情報の確認■□避難場所、避難所、避難経路の確認■□スマートフォン、モバイルバッテリーの充電■□避難の準備危険な場所から高齢者等は避難■□避難所の開設状況を確認□テレビ・ラジオ・インターネットなどで雨量や河川の水位を確認■□高齢者等移動に時間がかかる場合は避難開始■危険な場所から全員避難■□家族全員避難■□気象情報、自治体からの情報を確認命の危険！直ちに安全確保！□今いる場所よりも安全な場所へ直ちに移動などする■警戒レベル4までに必ず避難！警戒レベル １警戒レベル 2注意警戒レベル 3警戒警戒レベル 4危険警戒レベル 5災害切迫警戒レベル（キキクル危険度分布）https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201507/1.html国土交通省ホームページhttps://www.mlit.go.jp/river/bousai/main/saigai/tisiki/syozaiti/mytimeline/index.html気象庁ホームページ https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/alertlevel/出典：政府広報オンライン坂井市在住。こくみん共済coop 福井推進本部勤務。全国の住宅災害の被害調査を行うかたわら、2007年に業務として防災士養成講座に携わる。2008年の福井県防災士会設立以降、防災士会の仲間とともに地域防災活動の支援、災害ボランティアなどの活動を行う。学校防災アドバイザーも務める。※気象情報や避難情報の発令のタイミングは状況によって変化します。状況によっては、早めに避難するなど命を守る行動をとりましょう10分ごとに更新されるため最新の情報を確認することが「マイ・タイムライン」は家族構成や家族の状況によって変わります。また、一度作れば終わりというものではありません。家族と相談しながら状況に合わせて更新していきましょう。どれくらい危険かを5つの色で地図上に表しており、情報はできます。5段階の警戒レベルは自治体や気象庁などから発表される防災情報と配色を統一し、私たちがとるべき行動を直感的に理解しやすくなるよう防災情報が提供されています。「警戒レベル5（黒）」の時点ではすでに安全な避難が難しく命の危険が迫っている状況です。「警戒レベル4（紫）」までに避難を完了することが重要です。ただし、自治体から避難指示などが発令された場合には、「キキクル」などの情報に関わらず速やかに避難行動をとりましょう。 また、水害が予測されるときに備え、あらかじめ「マイ・タイムライン」を作成しておくことをおすすめします。「マイ・タイムライン」とは、洪水などの危険が迫っているときに、「いつ」「何をするのか」を整理した個人の防災計画です。1人ひとりがとる防災行動を時系列に整理しあらかじめ取りまとめておくことで、急な判断が迫られる災害時に役立てることができます。監修
元のページ ../index.html#5