❸❹❽❼❸❺❾❶❷❷❻6開所式の様子取水堰堤(取水ダム)取水設備ヘッドタンク(水槽)発電所COOP黒河川水力発電所は、明治〜昭和に運転していた粟野発電所を再開発して造られました。旧発電所の構造物を活かしながら、現代の技術によって地域や地球環境に優しい発電所に蘇りました。国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の達成につながる取り組みです。除塵機2025.7月号排砂ゲート沈砂池排砂ゲート取水口発電所諸元着工発電所名水系および河川名発電所位置発電方式出力使用水量有効落差発電電力量水車型式発電機2023年4月運転開始2025年6月COOP黒河川水力発電所二級河川 笙の川水系 黒河川福井県敦賀市山水路式最大499kW最大1.8㎥/s34.0m3,130MWh/年横軸フランシス水車横軸誘導発電機❻ ヘッドタンク(水槽)❼ 水圧管路❽ 発電所❾ 放水口❸ 導水路❹ 導水路トンネル❺ 水路橋❼ 水圧管路❾ 放水口❺ 水路橋❹ 導水路トンネル❷ 取水設備❸ 導水路6月2日(月)、竣工奉告祭ならびに開所式を執り行いました。敦賀市や山区区長、地権者、工事関係者や生協関係者など約50人が出席しテープカットで完成を祝いました。式後には取水堰堤や発電所の施設見学会も行いました。❶ 取水堰堤明治時代の導水路を補修して使用しています。明治時代に掘られた導水路トンネルをそのまま活用しています。昔の石積みの水路橋の上に新しい水路橋を設置しました。落差は34.0mあります。圧力がかかった状態で発電所まで流します。黒河川に水を戻します。農業用水の取り入れの手前で水を戻しています。黒河川の水を堰き止め、取水口に水を取り入れています。堰堤(ダム)の高さは4mです。取水口から水を取り入れ、沈砂池を通って導水路に流れていきます。排砂ゲートは排砂のほか、維持流量という川に必要な水を残す調整の役割もあります。導水路から流れてきた水を貯めて水圧管路に水を送ります。落ち葉やゴミを取り除く除塵機(じょじんき)を設置しています。水車は横軸フランシス水車です。水車が回転し、発電機を回すことで電気を起こします。発電所内には配電盤・制御盤や系統に連系する電気設備もあります。
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