活動紹介

『家族でたのしくまなぶ 防災・減災フェア2019』が開催されました

 

3月21日(木・祝)、ハピリンおよびハピテラスにおいて、『家族でたのしくまなぶ 防災・減災フェア2019』が開催されました。

日本国内で多くの自然災害が頻発している現在、福井で「もしも」があってもあわてない備えや知恵を、パネルディスカッションや講演、さまざまな体験ブースを通じて家族で楽しく学んでいただこうと、労働福祉団体や全労済福井推進本部・福井県民生協が中心となって開催し、福井県生協連合会も共催しました。

ハピリン3階の「ハピリンホール」で行われたパネルディスカッションでは、『人はなぜ逃げないのか?』をテーマに、永平寺町長や福井市日之出地区自主防災組織連絡協議会、民生児童委員、防災・減災学習会を開催している消費者がパネリストとなり、それぞれの立場での「命を守るための取り組み」として、日ごろからの訓練と経験、一人では避難できない人の把握と対応策、住民としての備えなどについてお話いただきました。コーディネーター190321パネルディスカッション①の松森氏(NPO法人まちの防災研究会理事長)がまとめとして、平成30年7月西日本豪雨を受けて、避難のあり方について検討してきた政府の中央防災会議・作業部会がまとめた報告書の抜粋を紹介しました。『行政は万能ではありません。行政にあなたの命をゆだねないでください。避難するかしないか、最後はあなたの判断です。皆さんの命は皆さん自身で守ってください…一人では避難が難しい方の援助など、地域で助け合いましょう』

190321講演(あんどうりす氏)①ハピテラスにおいては、アウトドア防災ガイドのあんどうりす氏の講演会が行われ、『アウトドアグッズには自分の命を自分で守る知恵がつまっている』として、災害時の天候に応じた服の着方や重い荷物を軽くする荷物の詰め方など、ふだんの実生活にも役立つ知恵をお話されました。

ブース会場では、空き缶を使っての「サバイバルめしたき」やダンボールでの簡易トイレ作り、大きなビニル袋を使ってのカッパ作りなど体験を中心に13のブースが並びました。

全労済福井推進本部のブースでは、パソコンを使って「防災クイズ&シミュレーター体験」にチャレンジし、防災知識を深めることができました。福井県民生協のブースでは、日ごろから食べ慣れている日持ちする食品を多めに備蓄して、食べながら補充するという「ローリングストック法」の説明や非常食の試食を行いました。

190321サバイバルめしたきブース④ 190321ストローハウス(連合福井)ブース① 190321ローリングストック(福井県民生協)ブース② 190321起震車 緊急車両①

各ブースをめぐるクイズラリーや起震車による地震体験もあり、多くの親子連れがブースを回りながら、災害から身を守るために何をすればよいのか、日頃からの防災意識を高めることの大切さを学んでいました。