理事長挨拶

福井県民生活協同組合理事長 檜原弘樹

50年先の福井にも、変わらない「ありがとう」を
― 主役は、あなたという「人財」です ―

福井の「暮らし」を守り、「未来」を創るということ

皆さんがこれから踏み出す社会人としての第一歩。それは単に「仕事」に就くことではなく、「福井の未来を自らの手でデザインする」という挑戦であってほしいと願っています。

私たちの仕事は、一見するとトラックでの配送や店舗での品出しといった日々の「作業」に見えるかもしれません。

しかし、私たちはそれらを単なる作業だとは思っていません。その一つひとつの先には、必ず組合員や利用者の皆さん、そしてご家族の「暮らし」があります。食卓を囲む家族の安心や、地域でのあたたかなつながり、日々の小さな幸せを支え、福井に住むすべての人々に「笑顔」を届けること。それこそが、私たちの真の役割であり、誇り高き使命です。

10年、20年、そして50年先。社会の仕組みや技術がどれほど進化しても、「大切な人の暮らしを支えたい」という私たちの想いの本質は、決して変わることはありません。

変化を恐れず、福井の「安心」をアップデートし続ける

今、私たちの暮らしは大きな転換期にあります。テクノロジーが進化し生活様式が変わっても、「安心して暮らしたい」「誰かとつながっていたい」という願いは不変です。

福井県民生協の取り組みは、もはや「食」の提供だけに留まりません。生活支援サービス、高齢者福祉、子育て支援、再生可能エネルギー、そして地域コミュニティの活性化まで。福井に住む人々が一生涯、安心して暮らせる「生活インフラ」を創り上げ、未来へとつなげていくことが私たちのビジョンです。

私たちは常に進化を続け、福井の可能性を広げ続けていきます。すべては、50年後を生きる子どもたちの笑顔を守るために、そして安心してくらせる福井を創るために。

「人」こそがすべて。職員は、福井県民生協の「財産」です

私たちが何よりも大切にしているもの。それは、現場で汗を流す「職員一人ひとり」です。組合員や地域社会に寄り添う私たちの事業を支えているのは、機械でもシステムでもなく、人の熱意です。だからこそ、私たちは職員を単なる労働力ではなく、かけがえのない財産である「人財」と考えています。

誰かの「ありがとう」「助かったよ」という言葉を自らの喜びとし、仲間の挑戦を全員で支え、失敗を恐れずに背中を押し合う。そんな温かくも情熱的なプロフェッショナル集団でありたい。一人ひとりの個性が輝き、仕事を通じて自己実現ができる環境を整えること。それが、福井県民生協の揺るぎない信念です。

理念

「組合員の幸せと地域社会のために」

めざす理想的な姿

「食と福祉と助け合いの事業と活動と地域のネットワークによるシナジー効果を発揮し、『だれもが安心してくらせる福井』づくりに、組合員と職員、地域との協同の力で高い志を持って挑戦し続ける。」

使命(ミッション)
「食の安全とくらしの安心で組合員と地域へのお役立ち」

私たち福井県民生協が2035年にめざす姿は、「つながる・助け合う・誰もが安心してくらせる福井」を創り出す、地域に欠かせないオンリーワンの消費生活協同組合です。組合員のくらしを支える包括的な「生活インフラ」としての役割を果たし、地域社会の持続可能性に大きく貢献する存在となることをめざします。

2035年における福井県民生協の役割

1. 食の安全・安心の推進

食料の安全確保と安定供給をすすめるとともに、多様な食品ニーズへの対応で組合員の食卓を支えます。

2. 生活インフラの担い手

地域の縮小化や多発する災害に対して、宅配・店舗・くらしのサポート・高齢者介護・子育て・共済の事業ネットワークにより「生活インフラ事業者」として機能します。

3. 共助のネットワーク形成

行政・企業・地域団体・ワーカーズ・NPOなどと連携し、助け合いの仕組みを再構築し、孤立を防ぎ、支え合う地域社会を実現します。

4. デジタルと温もりの融合

AIやアプリの活用と職員の「温かい対応」「おもいやり」を組み合わせ、効率性と人間らしさを両立します。

5. 環境と未来世代への責任

再生可能エネルギー・エシカル商品・リサイクル・脱炭素の取り組みを推進し、子どもたちの未来を守ります。

2035年に向けた数値目標

指標 2035年目標値 数値目標の意味
組合員数 200,000人 人口減少が進む中でも、福井県世帯の約3分の2が生協の事業に参加している姿です。
世帯加入率 67%
総事業高 350億円 組合員のくらしを切れ目なく支える「生活インフラ」としての規模を表します。
■食品シェア率 14.0% ■介護給付率 6.0%
供給高 300億円
経常剰余率 3.0% 安定した経営を維持し事業を発展し続けるための剰余率です。