子どもたちにもっと魚を食べさせたい、そんな声に応えて「骨取りさばの味噌煮」は、2005年に開発されました。丁寧に骨を取ったさばを少し甘めに煮付けた煮魚は、骨が苦手な子どもにも食べやすいと人気の商品です。
　「骨取りさば」の原料はノルウェー産。さばは夏の間にエサをたくさん食べて、栄養たっぷりに成長します。脂のりが最も良くなる9～11月は漁の最盛期で、身が引き締まり、ジューシーで美味しい、高品質なさばが漁獲できます。この時期に専門のスタッフが現地に赴き、品質を確認し買い付けをしています。

　ノルウェーは漁場が近いので、鮮度を落とさず陸まで運べます。船は工場のすぐ近くに横付けし、ポンプホースを通って直接工場へ送り込まれます。

　選別と等級付けが済んだら一気に凍結させ、美味しさを封じ込めます。北欧随一のさば産地、ノルウェーならではの最新鋭システムによる品質の高さが「骨取りさば」の味の決め手となっています。

　その後、タイ・ベトナムなどの工場に運ばれ、鮮度を落とさないよう半解凍の状態で3枚におろし、中骨を取り除きます。さらに腹骨を取り除いた後、細かい骨を専用ピンセットで一本一本丁寧に取り除き、目視や触手で残骨がないか確認し、再び凍結させ、日本に届きます。

　煮付けの工程は、宮城県の極洋食品塩釜工場で行われています。パックにさばと調味液を充填し、真空パックしてから調理し、冷凍し完成です。
　好評につき現在では味のバリエーションは3種類（味噌・みぞれ・しょうゆ）に。また2018年には、減塩味噌を使って低塩商品としてリニューアルしました（23・5%食塩低減）。現在では家族みんなに愛されるロングセラーとなっています。