
「食品ロス」は、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。日本では年間522万トン、そのうち事業者から275万トン(53%)、 家庭から247万トン(47%)発生しています(農林水産省 令和2年度推計)。食品を無駄にしているだけではなく、ごみの処理には費用がかかり、 燃やすことにより二酸化炭素の排出増加など、地球温暖化の原因にもつながります。食品ロスを減らすためには、事業者と家庭双方で取り組む必要があります。
県民せいきょうの取り組み
県民せいきょうでは食品ロス削減の取り組みとして、11月から規格外野菜の販売をスタートしました。県内外の産直商品を中心に、大き過ぎや小さ過ぎ、形が不揃い、収穫中のキズなど、美味しく食べられるのに正規品として出荷できない規格外野菜を集め、コープの宅配では「おまかせもったいない野菜セット」(次回12月3回(ふくい~な))として、またハーツでは「もったいない野菜市」での販売を予定しています。
規格外野菜の販売を始めるにあたり、組合員アンケート(回答数394人)を行ったところ「野菜を購入する一番の基準は何ですか?」の問いに対して、49%が鮮度、21%が価格、12%が産地、9%が安全性、見た目・形は1%という結果でした。また「規格外(見た目が良くない)野菜の販売があれば利用しますか?」の問いに対して、95%が「はい(利用する)」という回答でした。
野菜を購入する
一番の基準は何ですか?
(単一選択)
規格外(見た目が良くない)
野菜の販売があれば
利用しますか?
野菜に関するアンケート2022年7月27日(水)~8月7日(日)ハーツアプリ(回答数:394人)
組合員のみなさんの食品ロス削減に対する意識の高さが伺える結果でした。
生協農場「ふくいレインボーファーム」では、自社で収穫した規格外の野菜を「食材セット パパッとCOOK」や「惣菜」などに加工していますが、一般的には、正規品に比べ加工に手間がかかるため流通しないことの方が多いのが現状です。まだ食べられる規格外野菜を利用することが生産者の応援、そして食品ロス削減の取り組みにつながります。
このほか、ハーツ各店では、てまえどり運動の推進のほか、地域や他企業・団体と連携しフードバンクやフードドライブなど地域福祉への食料支援を行っています。