簡単な「作り置き」で食卓に野菜をプラス!
野菜をとる大切さは分かっていても、毎食となると、下ごしらえや調理が手間に思えることも。簡単な「作り置き」おかずで、旬の野菜を食卓にとり入れていきましょう。
監修:藤井 恵(料理研究家・管理栄養士)
夏の疲れが残るカラダに、栄養豊富な秋野菜
美味しい食材がたくさん出回る秋。一方で、昼間は残暑が厳しく、朝晩は気温が下がるなど、寒暖差で体調を崩しがちという人も多いのではないでしょうか。
そこでぜひ、食卓にとり入れてほしいのが秋野菜です。とくに根菜類には食物繊維やミネラル、ビタミン類が多く含まれ、夏の疲れをとって体の調子を整えてくれる栄養がたっぷり。歯ごたえがよく、食べごたえもあるので少量で満腹感が得られ、食べすぎ予防にもなりますよ。

- ごぼう
水溶性と不溶性2種類の食物繊維がバランスよく含まれています。料理を一段と美味しくしてくれる香りのよさも魅力。
- れんこん
食物繊維やビタミンCが豊富。切り方や加熱方法でシャキシャキ、ほくほく、もっちりなど、いろいろな食感が楽しめます。
- 人参・大根
通年見かけますが、晩秋~冬が収穫のピーク。この時期に出回るものは特に甘みが強く、栄養価が高いのが特長です。
- じゃがいも・さつまいも
ビタミンCが豊富です。主成分であるでんぷんに守られて、加熱調理しても栄養が失われにくいのもうれしいポイント。
美味しく!効率的に!旬の野菜をとり入れよう
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- たんぱく質で栄養&満足感アップ
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野菜のおかずで忘れがちなのが、たんぱく質を足すこと。手軽なドライパックの豆類やツナ缶のほか、冷凍から揚げなど温めるだけの惣菜を料理の素材に使うのも◎!
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- 下ごしらえ不要の乾物や冷凍野菜を
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乾物の野菜は、食材の水分を抜くことで香りやうまみだけでなく、栄養成分がギュッと凝縮!
切干大根(宮崎県産)
〈次回10月5回〉-
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- レシピ
- 切干大根のトマト煮
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- 味が簡単に決まる、調味料も便利
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カレー粉や合わせ酢などは失敗なく味が決まって、野菜独特の苦みやえぐみもやわらぎます。
持病がある方は、かかりつけの医師や管理栄養士の指示に従ってください
Ganbaranya(がんばらにゃ)2025年10月号より
#食
2025年10月