世代を超えて愛され続けている「ミックスキャロット」。国産人参と7種の果実を60：40の割合でミックスした、生協の人気No.1ジュースです。

「子どもに美味しく野菜の栄養を摂らせたい」という組合員さんの想いから生まれ、日本初の人参ベースのジュースとして1981年に発売されてから42年。当時多くの組合員さんがお子さんの人参嫌いに悩んでいることがアンケートから分かり、開発が始まりました。

試作を重ね、人参を茹でてから搾ることでまろやかな美味しいジュースになることを発見。また、砂糖や香料を加えなくても、果汁を加えることでお子さんでも飲みやすい味となりました。

それからも、組合員さんの想いをかたちにするためにリニューアルを重ね、現在もたくさんの方に愛され続けています。

そんな「ミックスキャロット」ができるまでをご紹介します。

「ミックスキャロット」は、供給地域や商品に応じて長野県のゴールドパック株式会社と福岡県の株式会社ふくれんとで製造されています。今回ご紹介するのは、1,000㎖の紙パックや160gの缶の「ミックスキャロット」を製造しているゴールドパック株式会社。あずみ野工場と松本工場があり、役割や商品によって工場を分担しています。

ゴールドパック株式会社で製造される「ミックスキャロット」の原料の人参は千葉県などで栽培されており、収穫された人参は選果場に集められ、手作業で選別されます。

選果後は、長野県のゴールドパック株式会社の工場へ出荷され、茹でてえぐみを除いたあと、手作業で搾汁に適さないものを取り除き、熱いまま細かく砕いて搾汁します。濃縮後、りんご・オレンジなど7種の果汁とブレンドします。

糖度・酸度などの理化学検査だけでなく、人の舌でチェックする官能検査も行います。

色・香り・味わいは機械では測定できないため、品質を維持するためにこの官能検査は非常に重要な検査となっています。

その後、100℃以上で30秒加熱殺菌し、缶・紙パックに充填されます。缶と紙パックでは充填の方法が違います。缶は調合液が熱い状態で充填され、その後冷却され箱詰めされます。紙パックは、調合液が加熱殺菌された後すぐに冷却され、殺菌した紙パックに詰める「無菌充填」という方法が採用されています。

出荷前には再度理化学検査、官能検査および微生物検査を行い、検査に合格した商品がみなさんのお手元に届けられます。ゴールドパック株式会社では商品ごとに最適な殺菌方法を導入し、原料入荷から製品納品までの履歴を独自に一元管理するなど、安全な商品をお届けするための品質管理を行っています。

徹底した品質管理の下で製造されている「ミックスキャロット」。これからもぜひご愛飲ください。