幼児食について~離乳食の次に大切なこと②~
専門家や子育てマイスターさんから資格や経験を生かしたアドバイスをいただきました。
今まで食べていたのに食べなくなるというお話をよくお聞きします。今までの味に飽きてきているのかもしれないですね。そんなときは、ほんの少しだけ調味料を使ってみましょう。今までは“だし”と素材の味だけだったと思いますが、少しずつ今までと違う味覚に挑戦させてあげるようにしましょう。
よく、いくらでも食べたがるというお話もお聞きします。その場合、満腹中枢がまだ未発達なので、“自分がおなか一杯になった”という感覚がわかっていない場合があります。ごはん・主菜・副菜・汁物を1人分盛り付けることで、栄養をバランス良く摂ることができ、これが自分の食べる量だということがわかってきます。
また、体重のことを気にされる親御さんもいらっしゃいますが、母子手帳の成長曲線の中におさまっていれば子どもさんの欲しがる量が必要な量だと思ってください。いろいろと心配なこと、思い通りに進まないことの多いのが子育てですね。
子どもさんとの時間を楽しんで、食べることは楽しいことだと感じさせてあげてください。それが一番の栄養です。
ハーツきっずの幼児食・簡単おやつ講座を5年程担当。幼児食や簡単な手作りおやつ、アレルギー対応のおやつのメニュー提案などを行っている。
Ganbaranya(がんばらにゃ)2023年9月号より
#育児
2023年9月