どんな時もできることはある

物価上昇などの影響で家計が大変、貯蓄ができないという方が増えています。なんとなく毎月の収支から残ったものを貯蓄しようとしても、上手くいきません。「いま何をすべきか」を考え、自分なりの軸をもって取り組めるかどうかが、将来を見据えて資産形成をしていけるかどうかの分かれ道です。

資産を増やせる人は、お金の使い道を意識し、支出全体を把握しています。その上で資産運用も意識し、貯金と投資をしているのです。

お金を貯め増やす3原則

お金を貯めるには、3つの方法しかありません。

1. ①収入を上げる
2. ②支出をコントロールして抑える
3. ③使わないお金を運用する

このうち、取り組みやすいのは②。支出を見直し、不要な部分を削減して支出のメリハリを付けコントロールします。見直しのコツは「固定費」から見直すこと。これは毎月一定額を支払う生命保険料、スマホ代、サブスク代などの支出で、契約が伴うので見直しは面倒ですが一度見直すと削減効果が自動で長続きします。

一方で食費、日用品代など「変動費」はモチベーションに左右されやすく、やる気があれば減るけれど…という性質のもの。必要な支出はしっかり、それ以外はお金をかけないなどのコントロールが必要です。

支出削減で不十分なら、副業をしたり、パートなどをして、収入を増やします。

稼いで補う、ギリギリまで節約をなどと偏らず、例えば5万円を浮かせたければ3万円稼ぎ2万円節約するなど、柔軟性をもって家計を整えていきましょう。

将来を見据えた投資は まず「やってみる」

家計が整い投資ができるようになれば、少し戸惑う人もまずはやってみましょう。今はデフレの時代と違い、預金金利が非常に低い時代。しかもインフレが進んでいます。現金の価値は減る傾向ですから、投資で防ぐという意味もあります。

おすすめは投資信託の積立投資。長い目で見ると、お金を大きく育てられる資産形成の方法です。今からでも正しい知識や進め方を知るようにアンテナを張っていきましょう。