子育てに関する不安や悩みに、専門家や子育てマイスターさんから資格や経験を生かしたアドバイスをいただき、情報誌「がんばらにゃ」で掲載しています。
子育ての参考にしてくださいね。
NPO法人パパHANDS 代表 岡田健治さんに教えていただきました。
先月号に続いて2つ目は「相手をほめる」です。
初めはかわいい赤ちゃんですが、次第に自分でできることが増え、大人の思うようにはいかなくなります。そんなときの子育ての土台は「ほめること」。「困ったことへの対応」はみなさん熱心ですが、「ほめること」への意識はそれほど高くないのではないでしょうか?
ほめるときの大切なことは「すぐに」「短く」「具体的にしたことを言ってほめる」です。逆に言っちゃいけないのは「できて当たり前」「ふつう」。大人にとっては平凡でも子どもたちにとっては予想外の展開だらけ。その中で約束を守ったりできることは決して当たり前ではありません。
うちの娘もずいぶん大きくなりましたが、ほめどきは一緒です。お皿を流しに持っていったら「お皿運んでくれたんだ、ありがとう」、ゲームを時間内に止められたら「自分で止められたね、すばらしい」。そのときの子どもの顔がパッと笑顔に変わったらヒットしたと思ってください。
ほめてくれる、認めてくれるからこそ、素直になれる。そう思って、「そんなの当たり前!」娘に言われるときもありますが、「ほめるところ」を探し続けています。
共働きの奥さんと高校生の息子、小学生の娘の家族4人暮らし。子どもたちからは「とおちゃん」と呼ばれつつ、ずいぶん反抗されるようになっている。NPO法人パパHANDSを設立、公園で黒板を設置したりふれあい遊びでおじゃまをしたり、パパ同士で楽しんでいたら、12年が経ちました。