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離乳食・中期について ~7・8ヶ月~

掲載日:2022年10月1日

すくすく情報

子育てに関する不安や悩みに、専門家や子育てマイスターさんから資格や経験を生かしたアドバイスをいただき、情報誌「がんばらにゃ」で掲載しています。
子育ての参考にしてくださいね。

今回のテーマ 離乳食・中期について ~7・8ヶ月~

管理栄養士の野路直美さんに教えていただきました。

 7ヶ月頃、赤ちゃんがしっかりお座りできるようになったら、椅子(赤ちゃんサイズ)に座らせて離乳食を与えるようにします。赤ちゃんがスプーンで食べることに慣れて上手に飲み込めるようになったら、トロトロ状の離乳食の水分を少しずつ減らしていきます。そして、やわらかく小さいかたまりを混ぜて、もぐもぐと噛んで食べる練習を始めましょう。絹豆腐くらいのやわらかさで2~3mmの大きさのものを上あごと舌でつぶしながら食べられるようになると良いですね。少しずつかたまりの割合や形を大きくして、食べ物を丸飲みしないように気を付けます。赤ちゃんのお口が上下に動いているのを確認して、一口ひとくちゆったりと丁寧に食べることが大切ですよ。

 もぐもぐ食べることは、赤ちゃんにとっては大仕事です。頑張っている赤ちゃんをしっかりほめてあげて、離乳食タイムが楽しくなるようにしましょう。離乳食を進めていくと、順調なことばかりでなく機嫌が悪くなることもありますが、そのような時はのどごしが良いようにとろみを付けたり、好きな食材を加えたりして楽しめるように工夫しましょうね。

 この頃は月齢に合わせて食べられる食材(鶏肉や乳製品、赤身魚)が増えてくるので、栄養バランスを考えて炭水化物(主食:穀類・芋類)、たんぱく質(主菜:魚・肉・卵・大豆製品)、ビタミン・ミネラル類(副菜:野菜・果物)がそろうように心がけてください。食べたがらない食品があっても、好き嫌いではないので心配しなくて大丈夫です。

管理栄養士 野路直美さんイメージ

管理栄養士 野路直美さん

福井市にある浅田クッキングスクールで25年間料理講師を務めた後、就農して「のじファーム」を立ち上げる。環境や体にやさしい農業をめざして日々美味しい米や野菜づくりに汗を流す。「ふくいの食育リーダー」として農業体験・料理教室や講演など食育活動を行う。
福井市農業委員、福井県栄養士会 理事