子育てに関する不安や悩みに、専門家や子育てマイスターさんから資格や経験を生かしたアドバイスをいただき、情報誌「がんばらにゃ」で掲載しています。
子育ての参考にしてくださいね。
言語聴覚士の酒井那旺(直子)さんに教えていただきました。
『ことば』は気持ちを伝える道具の1つ。お話できることは嬉しいことでもあります。
『ことば』が話せるようになるには、規則正しい生活リズムの中で脳が育つこと。生まれたての大脳皮質をバランス良く育てる、つまり大人がお世話をしながら全身の感覚を育てることが大切です。
赤ちゃんの頃でも、見ること、聞くことはぐんぐん育ちます。お世話する毎に目をしっかり合わせてニッコリしながら話しかけてください。音の鳴るおもちゃを見せて鳴らす、触らせてあげることも良いですよ。
首すわりの頃になったら、様々な姿勢で遊ぶことで視界が変わり、からだの機能やバランス感覚が育ち始めます。抱っこやお膝の上でユラユラする、安心する声でお話してあげる、やさしい声で歌ってあげることも良いですね。
生活と遊びの中で育つ『ことば』の基礎。遊びたい・関わりたい・お話したい意欲を育てていきましょう。
言語聴覚士。福井総合病院 療育外来、池端病院 リハビリテーション科での経験を経て、『子どもたちの住む場所で子育てを支えたい』と約15年前にフリーランスに。現在は、福井県子育てマイスター、各市町の健診業務、ことば・子育て相談、保育カウンセラー、児童発達支援センター、支援学校外部講師など、県内全域で活動中。