
ハーツの店頭に並ぶ商品の数々。野菜に果物、魚、肉、お惣菜などの中でみなさんのお気に入りの商品はありますか。これらの商品には、知られざる開発秘話やみなさんにお伝えしたいおすすめポイントがたくさんあります。これから「ハーツ商品開発物語」として、それぞれの商品についてお伝えしていきます。
第1回は、ハーツの農産商品の中でも人気の高い「ハーツバナナ」についてご紹介します。

「ハーツバナナ」は、
県民せいきょうオリジナルの産直商品です。「農薬を減らした安全・安心なバナナを食べたい」という組合員の声から、まずコープこうべが低地栽培と高地栽培のバナナを販売していましたが「県民せいきょうオリジナルの商品を」という想いから、当時まだなかった中間地栽培のバナナを開発することになりました。
バナナは栽培している土地の標高で味の個性が出ます。高地で栽培されるものはもっちりとコクのある甘味に、低地で栽培されるものはさっぱりとした甘さの食味が特長です。
その間の中間地で育つ「ハーツバナナ」は、両方のよさを併せ持つ「いいとこどり」のバナナなのです。




土づくりの様子
フィリピンのミンダナオ島にあるアポ山系の標高300~500mで栽培している「ハーツバナナ」は、12ヶ月かけて育てられます。鶏ふんやもみ殻、収穫後のバナナの茎や葉にミミズを入れ堆肥として利用するなど、有機質肥料がたっぷり入った栄養満点な土づくりを行っています。また、除草はすべて手作業で行っています。さらに、害虫の天敵であるカエルをバナナ園内で飼育することで農薬の使用を抑えています。


「ハーツバナナ」のように、農薬をできる限り抑えて栽培し、有機質肥料を中心に使用し健康的な栽培方法で育てたバナナを「エコバナナ」と呼びます。「エコバナナ」は、一般的な方法で栽培されているバナナよりも害虫によるキズが付きやすい傾向にあります。このキズは自然との共存の証で、打ち身ではないため皮をむくと果肉に影響があまりない場合が多いです。
環境に配慮し食べる方を想い作られた「ハーツバナナ」には、こだわりがたくさん詰まっています。

産地にてバナナ生産者と交流する
県民せいきょう役職員