生協の基本的な用語

About用語について

県民せいきょうの経営報告の中では、供給高、経常剰余金など一般に見慣れない言葉を目にします。以下は決算資料を見るときに必要な基本的な用語の説明です。

宅配事業とは?

コープの宅配(個人宅配、グループ利用、宅配ステーション利用等)で組合員に商品を提供する事業を指します。

店舗事業とは?

店舗(ハーツ)や移動店舗(ハーツ便)で組合員に商品を提供する事業を指します。宅配事業と店舗事業を合わせて「供給事業」と呼びます。

食事宅配事業とは?

昼食・夕食宅配、介護食医療食の配食サービスを提供する事業です。

共済事業とは?

組合員の死亡、傷病、傷害、住宅災害、その他生活の共済のために受託して行う共済(共に助け合い、力を合わせて事をなす)事業を指します。

葬祭事業とは?

組合員と家族に葬儀や仏壇・墓石や法要等のサービスを提供する事業です。

福祉事業とは?

介護保険事業(ケアプラン作成・訪問介護・デイサービス・認知症デイ・小規模多機能型居宅介護・グループホーム・特定施設入居者生活介護サービス)や介護保険外独自事業(サービス付高齢者向け住宅等)の高齢者介護事業とハーツきっずでの子育て支援事業(ひろば・一時預かり・2歳児プレ保育・児童クラブ)の2つの事業を指します。

総事業高とは?

供給高と福祉事業収入、その他事業収入の合計。商品の売上に、福祉事業などの収入を加えた、生協全体の収入(利用高)を指します。

供給高とは?

一般に言う売上高のことで、商品がどれだけ売れたかがわかります。ただし、生協は売上ではなく、供給という言葉を使います。

供給剰余金供給剰余率(GPR)とは?

供給剰余金は供給高から商品の原価を差し引いたもの。供給剰余率(GPR)とは、供給剰余金を供給高で割ったものです。GPRが22%の場合単純に考えれば、売価100円の商品を78円で仕入れ、22円の利益があるということです。ただし、生協では利益ではなく、剰余金という言葉を使います。

総剰余金とは?

供給剰余金と、福祉事業剰余金、その他事業収入の合計。

事業剰余金とは?

一般に言う営業利益のことで、総剰余金から事業高を上げるために必要な事業経費(人件費と物件費の合計)を差し引いたもの。

経常剰余金経常剰余率(NET)とは?

経常剰余金は一般に言う経常利益のことで、事業剰余金に事業外収支を加えたもの。経常剰余率(NET)とは、経常剰余金を総事業高で割ったもので、NETが2%の場合、事業高100円に対し2円の剰余金(利益)が生まれるということです。